茅ヶ崎西浜海岸で7月17日、夏の到来を告げる一大イベント「浜降祭」が開催された。今年も茅ヶ崎市内と寒川町内から計39基の神輿が集結し、浜辺は担ぎ手の威勢と押し寄せた観衆の歓声で熱気に包まれた。
「暁の祭典」とも称される同祭。夜明け前に各神社を出発した神輿は地域を練り歩いた後、浜辺に開設された会場に順次入場。午前7時から合同祭が行われ、厳かな雰囲気のもとで寒川神社の神職による祝詞の奏上などが行われた。
式典の後、各神輿は帰路へ発ち、浜辺を練り歩いてみそぎを行う神輿もあった。神輿の担ぎ手たちが疲れを物ともせず威勢よく掛け声をあげると、観衆からもそれに呼応するように拍手と歓声が上がった。観客は神輿について回り一緒に掛け声をあげたり、カメラやスマートフォンを向けて祭りの様子を写真に残したりと、思い思いに浜降祭を楽しんだ。
茅ヶ崎の神輿は「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の勇ましい掛け声と、打ち鳴らされる神輿の鐶(かん)(台輪にある金具)の音色が特徴。浜降祭は茅ヶ崎4大祭りの一つとして1978年には県の無形民俗文化財に指定され、82年には「かながわのまつり50選」にも選ばれている。
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