8月3日発足の第3次安倍改造内閣で、地元選出の衆議院議員、河野太郎氏(54)が外務大臣に任命された。2015年の国家公安委員長に就任以来、二度目の入閣となった同氏は「国民の平和、安全、繁栄をしっかりと守っていくための外交をやり遂げたい」と語った。
安倍首相は同日の記者会見で「結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えることができた」と胸を張った。「仕事人内閣」の象徴として衆目を集めたのが、歯に衣着せぬ発言で知られる河野氏の外相起用だ。首相は「持ち前の発想力と行動力を大いに発揮してもらいたいと思う」と期待した。
また「米国のジョージタウン大学を卒業し、議員になってから米国にも出かけ、多くの人脈をつくっている」と評価、日米同盟強化への適役であると強調した。
同日夜、会見を開いた河野氏は日米同盟やTPPなどへの取り組みに意欲を示した。祖父・一郎氏、元外相の父・洋平氏が関わった日ソ・日露外交については「四島の帰属問題を解決して平和条約を締結するというのが両国政府の一致した認識だと思う」と述べた。「(祖父が)フルシチョフからもらったペーパーナイフが家にあった」と強い思い入れをのぞかせた。
地元支援者も、待ちに待った主要ポストへの就任に喜びの声をあげている。
河野太郎茅ヶ崎後援会の倉澤条太会長は「本人も以前から外務を望んでおり、英語が堪能な河野に適任と思う。閣僚として発言に気を付けることも必要になると思うが、信念を持ち、正しいことは正しいとはっきりと物を言う人間なので、新内閣で力を発揮してもらいたい」と喜ぶ。地元自民党県議の佐藤光氏は「外交はご本人が一番得意とされている分野。日本を取り巻く環境が大変な時だが、天命と思って頑張って頂きたい。地元は我々が守るので、中央で思う存分暴れて頂ければ」とエールを送った。
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