美住町自治会(朝岡通光会長)は、小和田公民館敷地内に防災井戸を新設した。市内の公民館に井戸が設置されたのは初めて。
美住町を含む市内南部地域には、災害時に延焼の危険性が高い木造住宅密集地域(クラスター地域)がある。そのため、同自治会では普段から自主防災訓練の実施など、減災に向けて取り組んでおり、この活動の一環として今回の防災井戸の設置が行われた。
設置された井戸は幅約70cm、高さ約90cm。深さ約8mを掘削し、地下水を手動式のポンプで汲み上げる。防災用としてだけではなく、公民館の庭の植木や花々、畑の散水などにも活用される予定。
10月1日に行われた除幕式には、服部信明市長や近隣自治会員、地域住民など50人が出席。服部市長は「地域の協力に感謝している。他の地域でも防災に対する自主的な取り組みが広がっていってほしい」と謝辞を述べ、その後水の汲み上げ式が行われた。
朝岡会長は「歴史ある公民館に行政と地域の連携で設置できたことをうれしく思う。井戸を身近に感じて、普段から防災に関心を持ってもらえたら」と話していた。
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>