大型で強い台風21号が10月22日から23日にかけ関東地方を通過。茅ヶ崎市内各所でも大雨による増水や強風による被害が発生した。
市内では、22日午後6時21分に大雨警報、10時15分に洪水警報、高潮警報が発表された。
市防災対策課の発表によると、10月24日の時点で確認されている市内の人的被害は軽傷3人。小和田で70代の男性が風にあおられて転倒したほか、浜須賀で70代の男性が、東海岸北でも80代の男性が転倒し軽傷を負ったという。
土砂災害は発生していないが、「市内で複数の倒木などの被害が出ている模様」だという。
また23日午前3時頃から8時30分頃にかけ停電が発生した。東京電力によると、円蔵、茅ヶ崎、西久保、浜之郷、矢畑の約3500軒に被害があった。
「災害時早めの対策心がけて」
茅ヶ崎市では、地形上、千ノ川や相模川、小出川などの河川氾濫への対策が重視されている。
市は千ノ川の水位上昇に備え、22日午前11時に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令した。避難準備情報の発令は、昨年8月の台風9号以来で、その時も千ノ川の水位上昇を警戒してのものだった。
対象は矢畑・浜之郷・下町屋1丁目から3丁目にかけてで、鶴嶺小学校や市役所分庁舎など9カ所に避難所が開設された。
避難準備情報は23日午前6時に解除され、各避難所も地域の大雨警報解除に伴い、随時閉鎖された。
千ノ川は氾濫には至らなかったが、同課は「台風に伴う前線などの影響で、本体上陸前から水量が増していたことなども考慮した。早めの避難に協力頂け感謝したい」と話した。
市防災対策課では、台風上陸と衆議院選挙本投票日が重なっていることや、通常業務が休みの日曜日だったことなども踏まえ、20日から準備を開始。21日も午後10時まで対策準備を行い、22日は午前8時30分から23日の日中まで、交代制で常に職員が対応出来る状態で臨んだという。
同課は「今後も気象情報に気を配るなど災害時には早めの対策を心がけてほしい。市HPでも災害情報などを発信しているので、日頃から確認し、有時にも利用して頂ければ」と呼びかけた。
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