川崎市とどろきアリーナで10月14日に開催されたリズムダンスの祭典「第5回全日本小中学生ダンスコンクール」で、茅ヶ崎から中学生オープン参加の部で出場した「三丸大サーカスfrom B」が、4年ぶり2回目の金賞に輝いた。
同コンクールは朝日新聞社の主催。ダンスを通じて小中学生の健やかな体づくりと、気持ちを一つにして頑張る姿を応援しようと2013年から毎年開催されている。全国大会に出場できるのは東日本、西日本、東海、九州の各ブロックで金賞を獲得したチームのみ。今大会、茅ヶ崎からは緑が浜小学校ダンスクラブ「J_STAR」も小学生学校参加の部で全国の大舞台に挑み銀賞を受賞した。
5年連続で全国に出場している三丸大サーカスは第1回大会で金賞を取って以来銀賞が続き、3年間あと一歩のところで悔しい思いをしてきた。メンバーが代替わりする中、先輩たちの思いを受け継ぎ「今年こそ金」の気概で今大会に臨んだ。
「自分たちらしさ」で勝負
三丸大サーカスfrom Bは、市内十間坂のエアロビスクール、B・エキサイティングに通う、茅ヶ崎と寒川の小学2年生から中学2年生まで18人のチーム。大会では夏の甲子園のテーマソング『栄冠は君に輝く』に合わせてチアガールをイメージしたダンスを元気いっぱいに披露し、「ヘリコプター」や「ダブルヘリコプター」など難易度の高い技も続けざまに成功させて会場を沸かせた。
年齢差超えて団結
今回は前年まで小学生の部と中学生の部に分かれてエントリーしていたチームを1つに統合し、あえて技術にも体格にも差がある混合チームで勝負をかけた。指導者の三丸美香さんは「ステージに立つ人数を増やし、チームワークや表現力などこれまで足りなかった部分を補うことが目的。メガホンの扱いなど難しい動きもあったが、みんなよく練習に取り組み、本番では一致団結してミスなくこなしてくれた」と称賛する。
悲願の金賞を目指し、いつも以上に緊張していたという同チーム。会場では「大丈夫、頑張ろう」と声を掛け合い、また出場メンバーの思いと共に先輩や後輩、指導者からの応援メッセージを大きな模造紙にまとめた寄せ書きを会場に持ち込んで気合を入れた。
表彰式で「金賞」が発表されると客席から大きな拍手が巻き起こった。声を上げ、抱き合って喜んだというリーダーの倉本理梨さん(萩園中2年)とサブリーダーの内田陽向子さん(今宿小6年)は「他のチームが中学生らしい魅力を出してくる中で、本番前に『自分たちらしく、元気にやろう』と声を掛けた。これまでで最高の演技を出せて、金賞をとることができて本当にうれしい」と喜びを語り「来年も出場して金賞をとりたい」と目標を語った。
後輩に夢託す
小学生学校参加の部に出場したJ_STARの小峯海颯(みりや)副部長(6年)は「銀賞だったけれど、みんなで悔いの残らないように踊れたので良かった。来年は後輩たちに金賞がとれるよう頑張ってほしい」と夢を託した。
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