北海道札幌市で1月31日に発生した生活困窮者自立支援施設の火災。木造建物1棟が全焼し、16人の死傷者が発生した。この火災を受け、茅ヶ崎市では2月1日、市内の類似施設の緊急立入検査を実施した。
市はこれまでも、国内で大規模火災が発生した際には、類似火災の再発防止と防火指導を目的に、市内の類似施設の緊急点検を独自に実施している。今回も、札幌市の火災発生の翌朝に市消防本部予防課と市都市部建築指導課が緊急会議を開き、立入検査の調整を行った。市消防本部によると、市内には同様の生活困窮者自立支援施設が無いため、生活困窮者の受け入れを行っている類似施設2施設を検査対象とし、同日中に立入検査をしたという。
検査では、1施設あたり約1時間をかけ、消防用設備などの消防法令や、避難経路の確保などの建築基準法令の適合状況を確認した。検査の結果、消防法令に関し自動火災報知設備の操作障害の不適合が1件あり、即時改修された。建築基準法令では、非常用照明と防火戸に関し1件ずつの不適合があり、早急に是正するよう指導したという。
予防課は「この季節は空気が乾燥し火災が発生しやすい。火の取り扱いには注意を」と話し、建築指導課は「日頃から火災発生しても困らないよう、避難経路など建物の維持管理に気を配って」と呼びかけた。
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