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ちがけせんプロジェクト 被災地と続く 絆紡ぐ交流 震災7年 茅ヶ崎と気仙沼

社会

掲載号:2018年3月9日号

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気仙沼小泉地区の碑を訪問(写真撮影:大円真太郎さん)
気仙沼小泉地区の碑を訪問(写真撮影:大円真太郎さん)

 東日本大震災から7年。震災発生時から茅ヶ崎と宮城県気仙沼の交流・支援を続けている特定非営利活動法人「ちがけせんプロジェクト」が、公募の市民とともに3月3日から4日にかけて6回目の被災地訪問を行った。

 「ちがけせん」は、浜之郷在住の日向正篤さん(59)=人物風土記で紹介=が、友人のジャズドラマー・バイソン片山さんの実家がある気仙沼が被災したことを受け、震災発生9日後に現地へ支援物資を届けたことがきっかけとなった活動。想像を絶する惨状を目の当たりにした日向さんが「息の長い支援と交流が必要」と考え有志と始動した。

 活動にジュニアサッカーの指導者が携わり、2012年には気仙沼のサッカーチームを茅ヶ崎に招待した。それを機に、毎年春に茅ヶ崎の子どもが気仙沼を訪れ、夏に気仙沼の子どもを茅ヶ崎に迎える形でサッカーを通じた相互交流を続けている。

 時間の経過とともに、物資の支援から「人の心に寄り添った交流」や「被災地を訪問することによる経済面の支援」に変化。より継続的な活動を目指し、15年にはNPO法人化した。現在は、気仙沼からサンマやホタテを仕入れて経済面の支援をし、それを茅ヶ崎市内などのイベントで販売して活動資金にしている。

被災地の今を知る

 今回の訪問では、ちがけせんメンバーやジュニアサッカーチームだけでなく、「一人でも多くの人に被災地の現状を知ってもらおう」と初めて参加者を公募。中学3年生から80代までの25人が石巻市大川小学校跡地や南三陸町防災庁舎、唐桑早馬神社を訪れて献花したほか現地の人と交流会を行った。両市の子どもたちはともに宿泊し、サッカーの試合も実施した。

 初めて気仙沼を訪れた青木頼子さん(71)=松尾在住=は「現地へ足を運ぶことの大切さを知った」と振り返る。松原隆さん(76)=浜見平在住=は「毎年参加しているが、復興には時間がかかると感じた」、3回目の訪問となった木村信子さん(67)=同在住=は「両市の子どもたちの笑顔が印象的だった。交流が続いて欲しい」と思いを語った。

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