類いまれなる技術とエフェクトを使った演奏で、繊細で美しくも新しいサウンドを創り上げていく。それが“唯一無二のハーモニカ奏者”といわれる由縁。年間150本ほどのライブに出演する他、ケツメイシや平井堅、今市隆二(三代目J Soul Brothers)といったミュージシャンや、映画『火花』などの楽曲に参加。現在は、オーストラリアのシンガーソングライターとともに北米ツアー真っ只中だ。
ハーモニカとの出会いは3歳。音楽好きの父が住職を務めていた養泉寺(新潟県長岡市)の本堂では定期的にライブが開かれており、本物の音楽を聴いて育った。10歳の頃、ハーモニカ界のパイオニア・松田幸一氏の演奏を聴き、その魅惑的な旋律に衝撃を受け、それまで「おもちゃ代わり」だったハーモニカのプロを目指すようになった。
中学ではサッカー部のキャプテン。練習後にジャージ姿のままライブステージに立つことも。高校生の頃には、県外で演奏することも多くなった。そして卒業後はアイルランド音楽を学ぶため海外へ。帰国後、拠点を関東へ移し、プロの奏者として第一歩を踏み出した。
2人の娘を持つ父親で、のびのび子育てをしたいと茅ヶ崎へ。「ハーモニカは会話の手段。言葉が伝わらなくても演奏すれば心で通じるんです」。それは世代も国境も超える。取材中、愛娘とのセッションが印象的だった。
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