茅ヶ崎市と市内6つの公立保育園が合同企画し、遊びを通して保育園が取り組んでいる地域支援を紹介する子育て支援イベント「ふれあい広場」が11月10日に開催された。市役所・コミュニティホールからハマミーナ内の浜見平保育園に会場を移した同イベントを取材した。
光の差し込む園内に、楽しそうに遊ぶ子どもたちの声が響いた。ブロックや魚釣りなど普段保育園で子どもたちが遊んでいる遊具が開放され、市内各地から親子連れが参加。昨年度の約80人を大幅に超える214人が訪れにぎわった。傍らでは保育士だけでなく、市職員や栄養士、保健師、図書館のスタッフなどが見守り、赤ちゃんの身体測定やおやつの試食、リズム遊びなどが実施された。
市内香川から訪れた尾島あかりちゃん(1)と母親のちはるさん(40)は「娘は輪投げや魚釣りに熱中していた。親子一緒に楽しめるコーナーが多くて良かった」と話し、初めてハマミーナに訪れたという東海岸北在住の金岡瑞樹君(1)と賢二さん(39)・舞子さん(39)家族は「初めは緊張していたが、みんなで運動する”ふれあい遊び”が始まると一緒になって楽しんでいた。子どもの遊ばせ方も勉強になる」と笑顔を見せた。
保育園をより身近に
前身となる「保育展」では約30年にわたり児童の様子や保育園の活動を紹介。より参加型のイベントを充実させた「ふれあい広場」に名称を変えて、今年で4回目の開催を迎えた。
これまで市役所のワンフロアで開催されていたが、時間による制約もあり、来場者から「時間を延ばしてほしい」などの声が寄せられていた。会場を移すことで開催時間に余裕ができ、さらに併設された調理場によっておやつの試食による食育体験も可能になった。また、ハマミーナ内の地域育児センターを利用し、幼児の見守りスペースも確保した。
同イベントでは保育園ごとに地域に向けて実施する「園庭開放」や「誕生会」なども紹介している。今回のイベントを取りまとめた鶴が台保育園の宮脇陽子園長(55)は「それぞれの保育園での活動も一緒に知ってもらって、地域支援をより身近に感じてもらえれば」と期待を寄せた。
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