茅ヶ崎在住のフォトグラファー・小林鉄斎さん(54)=写真下=が、「2019ワールド・フォトグラフィック・カップ(WPC)」の日本代表に選ばれた。現在、世界規模の審査が行われており、来年1月20日頃に結果が発表される。
WPCはアメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアの約30カ国が参加する国対抗の写真世界大会。コマーシャル、ネイチャー、ポートレート、ウエディング、ルポルタージュ、イラストレーションの6部門で各国代表作品が順位を競い合う。
小林さんがノミネートされたのはルポルタージュ部門。茅ヶ崎の伝統行事「浜降祭」の一瞬を切り取った『激闘』を出品した。同作は、3年前に海岸で「みそぎ」を行う神輿を撮影するため、カメラの水没も覚悟で最前線に突撃した際のもの。「すべての出来事は自分との闘い。何を撮れるか、写真で何ができるのか、作品を作り続けることが私の闘い」と振り返る。妻の実家がある茅ヶ崎へ越して17年。「ノミネートは私だけの力ではない。多くの方に支えられてきた。写真を通じ、茅ヶ崎の良さを海外に発信できたら」と笑顔で話した。
小林さんは東京都出身。飲食、イベント、不動産業などを経て「息子に誇れる人生を歩みたい」と40歳目前に一念発起して写真家の道へ。2012年に小林写真事務所を設立し、現在は鎌倉パークホテル写真室も主宰する。
イオンで記念個展
日本代表選出を記念し、「小林鉄斎写真展 湘南の光景」が、12月22日(土)から来年1月27日(日)までイオンスタイル湘南茅ヶ崎で開催される。入場無料。問い合わせは同店【電話】0467・88・3131へ。
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