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認知症 ゆるやかに知る空間 浜見平で「湘南オレンジカフェ」

社会

掲載号:2019年1月25日号

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蓄音機の音色とうたごえフラを楽しんだ
蓄音機の音色とうたごえフラを楽しんだ

 認知症をゆるやかに知り、地域の人と人がつながる場「湘南オレンジカフェ」。昨年8月から浜見平の商業施設内のイベントスペースを会場に、毎月第3月曜日に開かれている。6回目の開催となった1月21日に、この取り組みを取材した。

 温かい飲み物を囲み、蓄音機から流れる「リンゴの唄」や「青い山脈」に合わせフラダンスの手振りを楽しむ参加者たち。買い物ついでに会場をのぞく親子の姿もあった。金嶋敦さん(82)=浜見平在住=は「ボランティアセンターで活動していて興味を持った。親しみのある曲に触れつつ認知症について知れたのでまた来たい」と笑顔を見せた。

 「オレンジカフェ」とは、認知症の当事者や家族が集う全国的な取り組み。南湖でデイサービスOhana倶楽部を経営する藤本郁世(かよ)さん(48)=十間坂出身=が茅ヶ崎でも開こうと企画した。介護施設などが会場となることが多く、「もっとオープンな場所で行いたい」とNPO法人まちづくりスポット茅ヶ崎に相談。地域包括支援センターすみれの協力を得て実現に至った。

気軽に集える場所に

 藤本さんは「5年以内に、市内の60歳以上の3〜4人に1人が、認知症の当事者になる。『誰にもやさしい地域づくり』が必要」と話す。まちスポの企画担当・柴田真季さん(39)=南湖在住=は「地域の人と関わる私たちも、潜在的にカフェの必要性を感じていた。専門職ではないので形にできずにいたが、藤本さんからの声掛けをきっかけに協力している。他の地域で開催したい時には、まちスポに相談してもらえれば」と呼び掛ける。

 会場にはケアマネージャーやボランティアが常駐し相談を受けているほか、毎回「お楽しみ企画」を実施。この日は共恵の蓄音機居酒屋・綵菜亭(さいさいてい)が「うたごえフラ フイケアオアロハ フラサークルハウオリ」とコラボし、「蓄音機で歌声喫茶」を行った。「高齢の方が集い、懐かしい音色を楽しんでもらいながら交流できてうれしい」と綵菜亭の坂巻清光さん(51)=南湖在住。藤本さんは「気軽に訪れてもらい、認知症を理解する人を増やしていきたい」と語った。

 今後の開催は、2月18日(月)「うたごえフラ」、3月18日(月)「楽しく歯みがきをしましょう」。いずれも会場はサンノイチ(浜見平3の1BRANCH茅ヶ崎2・2階)で、午前10時から正午まで。参加無料、入退場自由。問い合わせは、まちスポ【電話】0467・89・2501へ。

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