経済産業省は2月21日、2019年の「健康経営優良法人ホワイト500」を発表した。3回目となる今回は、大規模法人部門821法人、中小規模法人部門2503法人を認定。茅ヶ崎市内に本社を置く企業では、(株)アルバック(萩園)が昨年に続き2回目、(株)オーテックジャパン(萩園)が初めて認定された。
ホワイト500は、経営の面から従業員の健康管理に積極的な企業を評価し、国内の健康経営の普及促進に生かす制度。市内2社が認定された大規模法人部門は、「経営理念・方針」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」「法令遵守・リスクマネジメント」の76設問について調査・分析し、上位50%の企業が認定資格を得られる。2社を含む市内約1700社が加盟する茅ヶ崎商工会議所は「全国的に働き方改革が進んでいる。2社の姿勢が市内各社に広がってほしい」と話した。
オーテックボトムアップで改善
今回初認定を受けたオーテック。総務・人事部の木村宏美さん(40)は「初の認定でうれしい。社の取り組みが客観的な評価を得られたことにも価値がある」と語る。
働き方改革を掲げ、社員の健康に対する取り組みを2013年に開始。構内パトロールなど安全活動強化や、ストレスチェックの内容見直しなどを試みたが「正直良い結果は得られなかった」と同部の伊藤覚さん(62)。トップダウン型の管理強化策で、肝心の社員の意識改善ができていなかったことを原因と捉えた。
2015年度から方針転換し、社員主体、ボトムアップ型の健康増進活動をスタート。「楽しみながら健康改善」をテーマに、独自の健康フェスタなどを実施。伊藤さんは「社員主催の終業後の運動教室に役員も参加するなど、社内の健康意識自体がポジティブになった」と振り返る。「いい車を作るためには、いい環境が必要。今後も取り組みを続けたい」と木村さんは笑顔で話した。
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