ボディボード世界選手権で日本人初の年間チャンピオンとなった鈴木彩加さん(23)=美住町出身=が4月9日、市役所を訪れ、喜びを語った。
鈴木さんは、サーフィン好きの家族の影響で8歳から競技を始めた。2010年に国内プロツアーで初優勝すると、史上最年少の15歳でプロに転向。藤沢西高校卒業後、本格的に世界に挑んだが力を発揮できず、「スランプで本当に苦しかった」と胸中を明かした。
トレーニングを見直し、市内スポーツクラブで筋力と精神力を鍛えるようになると成績は上向き、17年シーズンは年間で5位を獲得した。
年間4戦を競う世界選手権では、チリで優勝など順調に結果を残し、ポルトガル・ナザレで3位。この時点でスペインの選手と年間ランキングが同点となり、勝負は同ツアー史上初となる年間王者決定戦にもつれこんだ。緊張を感じていたというが、鍛えてきた精神力でプレッシャーをはねのけ、女王の座を射止めた。
鈴木さんは、「この競技に出合えたのは海のある茅ヶ崎のおかげ」と地元への感謝を口にし、今後は「2連覇はもちろん。生まれ育った故郷で、いつかメンタルトレーニング講座を開いてみたい」と抱負を語った。
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