東海岸南在住の金丸泰山さん(自修館中等教育学校3年)が、日本青年会議所の少年少女国連大使に市内で初めて選出された。7月27日(土)からスイスとスウェーデンを訪問する。
少年少女国連大使は、国連が2015年に定めた「持続可能な開発目標」(SDGs)を学び、国際社会の抱える課題と解決に向けた担い手を育成する事業。今年は全国の中高生30人が選ばれた。
自修館中等教育学校(伊勢原市)に通う泰山さん。学校としてSDGs学習に力を入れており、これまでに泰山さんを含めて少年少女大使を4人輩出している。
泰山さんは、海洋生物の体内に蓄積され影響を与えるマイクロプラスチック問題の解決を訴えた。茅ヶ崎の海岸ごみ問題の現状を1分にまとめた動画では、海洋生物からマイクロプラスチックの危険、人体に蓄積される害、茅ヶ崎の海岸ごみをなくすことを掲げ、「中高生の代表として引っ張っていきたい」と呼び掛けた。これが決め手となり、茅ヶ崎から初選出となった。
家族でSDGs
泰山さんが選ばれた背景には、家族で取り組む海岸清掃活動がある。
泰山さんの母・知奈さん(45)は、早朝のウォーキングに合わせ今年4月から海岸のごみ拾いを始めた。週末は泰山さんと父の剛久さん(48)も加わり、家族総出で海岸清掃をしたり、自宅周辺の地域を清掃したりと活動に励む。こうした活動を知奈さんはSNSに投稿し、機運醸成を図る。剛久さんは「SDGsを市民レベルで展開する一つの形となれば」と話す。
泰山さんは7月27日に日本を出発、国連欧州本部のあるスイス・ジュネーブとスウェーデン・マルメを訪問、8月5日(月)に帰国する。帰国後は、国連大使としてSDGs推進のため啓発活動を行う。
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