ダイナミックな構図に惹かれるようにじっくり観ると、そこには遊鷹ならではの繊細なこだわりが散りばめられていた。
明治・大正・昭和初期など“古き良き日本”を匂わせるデザインは、色味を2〜3色に抑え、版画のような見た目に仕上げるため「削りミス」のような手法を使って描かれる。やすりで表面に古めかしい加工を施し完成。頭の中の理想が絵図になり、存在感を放つ。
ストリートカルチャー好きなら、彼の作品を一度は観たことのある人が多いはずだ。茅ヶ崎発祥のサーフブランド“gonzo surf”のデザインを約10年前から毎シーズン手掛けるほか、GOLD‘N BUB(幸町)のクラフトビールの絵柄を担当したり、茅ヶ崎との繋がりも深い。
漫画家・鳥山明が好きな少年だった。イラストやデザインを専門に学び、グラフィックデザイナーとして企業に属した後、2018年9月に独立。専門的な知識と天性のセンスを掛け合わせた作品は、国内に留まらず海外からの評価も高い。
ビールを飲んでいる時が至福の時。ワイルドな見た目からは想像できないほど穏やかな語り口調で、「(絵を見て)日本の良さを感じてもらえると嬉しいな」と微笑んだ。
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