中学校給食の実施に向けて動く茅ヶ崎市教育委員会が10月24日、「中学校給食に関するアンケート」の結果を明らかにした。小学生は弁当を、中学生は給食を望む傾向にある一方、保護者は約9割が給食を期待していることがわかった。
茅ヶ崎では現在、市立小学校で完全給食が実施されているが、市立中学校では導入されていない。今回のアンケートは今年6月、中学校の昼食の実態や給食を実施した場合に期待されていることなどを調査するために実施された。対象は市立小学校19校の6年生2280人とその保護者、市立中学校13校の2年生1967人とその保護者。調査票配布件数8494件に対し、87・7%の回収率となった。
集計によると、「中学校の昼食が給食になることについてどう思うか」の問いに対して、小学6年生では「給食になってほしいと思わない」が38・3%と1番多く、中学2年生では「期待している」が60・6%で過半数を占めた。小6の保護者では「早く実現することを期待している」「実施する手法によるが、期待している」を合わせて92・1%、中2の保護者では同項目の合計が85・5%となり、保護者全体では約9割が給食を期待している結果となった。
味、安全性など不安視する声も
アンケート全体として「保護者の負担が減る」、「温かい昼食が食べられる」などの理由から給食の実現を望む意見が多いものの、一方で「量の過不足」「味」「安全性」のほか、「好き嫌い」「準備や片付け」に対する心配の声も多数あがった。
中学校給食費が県内では月額5000円前後が基準となっていることについては、保護者の約8割が「妥当である」と回答した。
市教委は「アンケート結果を踏まえて課題を整理した上で、年度内に今後の実施手法の方針をまとめたい」と話した。
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