沖縄の伝統芸能である「組踊(くみおどり)」を体験するワークショップが2月8日、茅ヶ崎市民文化会館で開催され、市内外から約30人が参加した。
組踊とは「唱え」と呼ばれるセリフと、音楽、踊りによって構成される歌舞劇。18世紀初頭の琉球王国時代につくられ、現在に伝わっている。1972年には国の重要無形文化財に指定され、2010年にはユネスコ無形文化遺産として登録された。
この日は国立劇場おきなわ(沖縄県)の芸術監督である嘉数(かかず)道彦さんと、三線奏者の大城貴幸さんが講師として登壇。組踊は中国皇帝の使者である「冊封使」の歓待のために生まれたという歴史的背景を伝えたほか、所作やセリフに込められた意味を解説した。
また参加者とともに組踊を即興で演じる場面も。組踊を体験した宮城成子さん(相模原市在住)は「シンプルな所作で感情を表現することが印象深く、楽しい経験ができた」とコメント。嘉数さんは「組踊をより意義深く、楽しく見ていただくきっかけにしてもらえれば」と話した。
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