「虹のアート」を通じて、助け合い元気付けようとする取り組みをはじめた 村田 貞常さん 共恵在住 70歳
人を思い、人の為に
○…美容室の窓ガラスに貼った1枚の虹のイラストから、茅ヶ崎の街に「虹の輪」が広がろうとしている。英国でのムーブメントをニュースで見たのがきっかけだが、根本にある「人を大切にしたい」という思いに突き動かされた。「お金や家が無くなっても何とかなるけれど、人はそうはいかない。こんな大変な時だからこそ、街が一つのチームとして団結したり、温かい気持ちになる取り組みが広がれば良い」と穏やかに語る。
○…福島県南相馬市の生まれ。「都会のファッションに憧れがあった。美容師になれば、華やかな表舞台に出られるんじゃないか」と東京の美容室で下積み。磯子で独立するも、さらに上を志し「ケンジグループ」の創業者・飯嶋勝男氏のもとで働くように。「人としての在り方やチャンスなど多くを与えてもらった。飯嶋さんに出会わなければ、現在の自分は居ない」と力を込める。
○…現在は茅ヶ崎と辻堂に3店舗を構え、30人の従業員を抱える。「スタッフは『家族』。彼らの成長が一番の喜びで、スタッフの活躍や結婚、実家の美容室を継いだという報告が届くことが何よりも嬉しい」と”親心”を見せる。
○…ロンドン研修は50回を超えるほか、都内での最新のトレンドチェック、週3〜4回のジム通いなど、70歳になった今も努力を惜しまず実直に取り組んでいる。「でも、技術よりも大切なのは人柄やおもてなし」ときっぱり。先日はランニング先で砂に埋もれているサイクリングロードが気になって砂かきに汗を流した。「ありがとうと言われて気持ちが良かった。健康でいられることに感謝して人の役に立つことをしたり、次の世代に良いバトンをつないでいきたい」。人を思い、人の為に行動し続ける。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
2021年1月22日号
2021年2月26日号