茅ヶ崎市教育委員会は6月22日の市議会全員協議会で、今年1月から2月に実施した「中学校給食の実施方式のあり方(素案)」のパブリックコメントの結果を報告。これを踏まえ、素案から修正した「実施方式のあり方」を指し示した。
保護者世代の声目立つ
約1カ月間実施されたパブリックコメントには、138人・164件の意見が提出。年齢別では、30・40代の保護者世代から最も多く寄せられた(不明者除く)。
内容別には、市の方針とする「選択制デリバリー方式」への賛否が最も多く、次いで早期実現を求める意見、小学校と同様に温かい出来たてを提供する「自校方式」への声、栄養バランスや衛生面、食材の安全性を求める「食育、食の安全性などの考え方」などへの意見が目立った。
選択制デリバリー方式に関して、36件のうち約20件が「弁当持参も選択できて良い」「アレルギーや食中毒の観点で見ると妥当」との肯定的な意見で、残りは「異物混入のリスクが高い」「民間委託は不安」などの反対意見、「量の問題や食事の時間も考慮してほしい」などの要望や中立意見だった。
これらのパブコメの結果を踏まえ、実施方式のあり方には「選択制デリバリー方式」を基本としつつ、民間事業者に給食事業をすべて委任するのではなく、市の専任の栄養士等を配置し、食育・安全・衛生の視点を踏まえた「学校給食法」に基づいた給食の実現を前提とする内容などを盛り込んだ。
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