7月1日に再開した図書館。平均滞在時間が長いこと、同じ書籍の共有が多いことなどを踏まえた、新型コロナ対策を講じている。
「読書するための座席は約半分にした」と話すのは佐藤勇館長(54)。着席禁止の張り紙は、子どもの利用者を意識し、手書きのイラストを用いた。学習に使われることの多い読書室には飛沫防止のため、手作りの仕切り板を設置した。
図書館の書籍は、貸し借りによって複数人が触れることになる。新型コロナの感染力は、紙の上だと数時間から1日程度残るといわれることを鑑み、返却された書籍は、一定の時間を置いてから本棚に戻すようにした。図書カードも直接手渡しせず、ケースに乗せてやりとりしている。
しかし実際には完全な予防対策は難しく、「こまめな手洗いなどをしていただくことが、何より重要」と呼び掛ける。
LINE通知システム導入
また、施設に掲示されたQRコードをスマホで読み込むことで、新型コロナ感染者と同じ時間帯に施設を利用していた場合にメッセージを受信できる「神奈川県LINEコロナお知らせシステム」を導入。多角的な対策を取り入れている。
「休館中は『いつ再開するの』という声をいただき、皆さんの読書に対する思いの強さを感じた」と佐藤館長。茅ヶ崎の読書文化のため、万全の態勢を続けていく。
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