茅ヶ崎市出身の宇宙飛行士・野口聡一さん(55)が9月下旬以降、アメリカの新型民間宇宙船「クルードラゴン」に搭乗予定だ。茅ヶ崎市は、野口さんの3度目の宇宙飛行を応援する事業を実施している。
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野口さんが搭乗予定の「クルードラゴン」は民間初の有人宇宙船。今年5月に試験飛行としてNASAの宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられ、国際宇宙ステーションに2カ月滞在。日本時間の8月3日午前3時50分ごろ、地球へ帰還した。
茅ヶ崎市役所ではこの様子を、本庁舎1階のモニターでリアルタイムに視聴する催しを実施(主催はちがさき宇宙フォーラム)。野口さんの出身校である浜須賀小の児童と保護者ら約50人が観覧した。宇宙船がパラシュートを開いてメキシコ湾に着水すると、会場からは拍手が上がった。
今後野口さんはNASAの宇宙飛行士3人とクルードラゴンに搭乗し、国際宇宙ステーションで約6カ月間滞在予定。NASAが配信した動画で野口さんは「スペースシャトルとソユーズに加え、この飛行任務をとても名誉に思っています」と話した。市は今後も応援企画を予定している。
「宇宙教室」50回
青少年に宇宙・科学への興味や夢を育んでもらおうと、市は宇宙飛行に関連した事業を展開している。2008年からは年3回ほどのペースで「ちがさき宇宙教室」を開催。天体観測や科学実験、野口さんを迎えた授業などを実施してきた。
現在は新型コロナ感染予防のため宇宙教室は開催を見合わせているが、市ホームページで野口さんの講演の様子を動画配信するなど発信を継続。市担当者は「地元で宇宙を学ぶ機会にしてもらえたら」と話す。詳細はホームページ【URL】https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kyouiku/1039258/index.html
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