茅ヶ崎市空手道連盟(村越政義会長)が主催する交流会が10月18日、市総合体育館で開催され、参加者は流派を越えて互いの技を学び合った。
市内で活動する松濤館流、糸東流、和道流、沖縄上地流の4流派8団体、約100人が参加した交流会。一口に空手と言っても同類の形で立ち方や足運び、相手の技の受け方などが異なる。各流派の指導者は、その特徴を実演を交えて説明。会の後半では初級者へ向けた全日本空手連盟の公式ルールの解説や、組手などで交流を深めた。
コロナ禍で春夏の全国大会が中止となり、緊急事態宣言後は約3カ月もの間、満足に練習も出来なかった今シーズン。なんとか練習の成果を披露できる場を用意してあげたいと、中止となった市民大会に代わり交流会を企画した。村越会長(59)は「連盟40年の歴史でも初めての交流会。流派の違いを知り、空手をもっと楽しんでもらえれば」と話す。
高校での飛躍目指す
交流会の冒頭、修徳塾茅ヶ崎の島梨々紗さん(赤羽根中3年)が形の演武を披露した。「普段の大会では、一人で全員の視線を浴びることはないので緊張した。でもこれまで練習したことは出し切れたと思う」
昨年11月、県大会で入賞し全国出場を決めていたが、今年3月、新型コロナ流行の影響でその全国大会が中止に。島さんは「前回の全国大会のリベンジに燃えていただけに残念」と振り返る。満足に練習もできない期間が続き、夏の大会も中止となってしまった。そんな状況の中、島さんは高校でも空手を続けることを決めていたのでモチベーションを保てたという。
自粛期間が明けて練習ができるようになると、高校での大会を見据えた上級難度の形に挑戦し、「かえって集中してできる」と前向きに考えた。「今のうちにパワーアップして、高校ではもっと上を目指したい」と意気込んだ。
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