新型コロナウイルスの影響で延期されたオリンピック。東京五輪の条件付き出場権を獲得した、茅ヶ崎在住のプロサーファー・松田詩野さん(18・株式会社ケイズプロジェクト所属)=写真=の今を追った。
14歳でプロになり、抜群のボードコントロールで圧倒的な存在感を放っている松田さん。1年の半分を海外で過ごし、学業と両立しながら世界の舞台で活躍してきた。
「延期、ホッとした」
昨年3月30日に発表された東京五輪の延期。他にもさまざまな競技での大会中止を受け、新型コロナの影響力を痛感した。代表を勝ち取るまでの険しい道のりを思い出すと同時に、「安全面を鑑みて、延期と聞いてホッとした」と当時の気持ちを振り返る。
緊急事態宣言が発令された4月以降は、海に入ることもできなくなり、ランニングや自宅での筋力・体幹トレーニングに励む日々だった。
大会再開後は、一戦一戦特別な思いで挑み、昨年10月の「JPSA主催 特別戦さわかみチャレンジシリーズ鴨川ショートボード」ではウィメンズ準優勝、11月の「第2回ジャパンオープンオブサーフィン」はウィメンズ4位と、順調な仕上がりをみせている。
コロナ禍の不透明な行方にも歩みは止めない。「五輪を目指しているすべてのアスリートがそうであるように、自分が舞台に上がることをイメージしています」。ハッキリと言葉にする。
「活躍期待して」
現在は、今年5月末に開催予定の「ISA世界選手権大会」に照準を合わせ準備を進めている。自身のレベルが上がるように、周りのレベルも上がってくる。「昨春からメンタルとスキルを高め、課題や目標を明確にして取り組んできました。地元の方から応援して頂けるのはパワーになる。今年の活躍を期待していてください」。若きアスリートは未来に向けて走り続けている。
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