保護米「湘南タゲリ米」を栽培する「三翠会」のメンバ―の自宅敷地内(茅ヶ崎市萩園)で1月18日、越冬しているアオイトトンボ科の「オツネントンボ」のメスが確認された。
学芸員の資格を有し、これまで茅ヶ崎の自然環境をについて、フィールドワークに基づく調査研究を積み重ねてきた岸一弘さんは、「成虫で越冬するのは、本種のほかホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボの3種だけ。オツネントンボは市内ではかなり稀な種類で、芹沢地区で2例の記録があるだけ。近年では2007年の記録なので、実に14年ぶりとなる」と解説している。
18日の午前中、同会のメンバ―が自宅の塀に小枝と羽のようなものを見つけて、つまんでみたところ、イトトンボの一種であることを確認。真冬にもかかわらず、足がゆっくり動き始めたため、日なたに移動してしばらく様子を見ているとトンボは元気になり、ゆっくりと飛び去って行ったという。
このトンボの様子を撮影し、岸さんに観てもらったころ、越冬した「オツネントンボ」のメスだということが判明した。「萩園でオツネントンボとは、驚きました」と岸さん。メンバーも「まさか自宅にいたとは。元気で越冬することを祈るばかりです。会えてとっても嬉しい気持ちになった」と語っている。
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