第32回全日本テコンドー選手権大会が2月28日、東京都で開催され、テコンドー茅ヶ崎道場(若松町)に所属する選手らが活躍した。
例年トゥル(型)とマッソギ(組手)の各部門が実施されるが、今年は新型コロナの影響により、他の選手と接触するマッソギは中止に。技の正確性などを競うトゥルのみでの開催となった。
「激戦区」とされる男子トゥル2段の部で優勝を果たしたのは中川友太さん(27)。昨年は決勝で敗北しており、リベンジの気持ちを込めた大会だった。他方、今回は強豪と呼ばれる若い世代が一気に2段の部になだれ込んできたことから「譲ることはできない」という思いもあったという。
その「強豪世代」の代表格のひとりが、同じ道場で切磋琢磨する岡田嵐士さん(19)だ。互いに勝ち進み決勝で対峙。先輩の意地を見せた中川さんに軍配が上がった。「弟弟子でもある嵐士と決勝を戦えてよかった。伝えられるものがあるとうれしい」と話す。今後は次の段位を見据えつつ稽古に励んでいく。
13歳の選手も躍進
女子トゥル有段の部では鈴木遥さん(13)が準優勝、鈴木圓(つぶら)さん(13)が3位に入賞した。
「マッソギが得意」という遥さんは、苦手意識のあるトゥルのため練習に励んだ。迎えた本番は注目を浴びるセンターコート。緊張感の中での演武となったが、見事準優勝を果たした。「メンタルを鍛え、トゥルで学んだことをマッソギにも生かしたい」と話す。
黒帯になり初の大舞台だった圓さんは「緊張感がいい経験になった。次は実力をつけて勝利をつかみたい」と笑顔で話した。また女子トゥル3段の部では大島寛子さん(32)が優勝した。
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