神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2021年4月30日 エリアトップへ

毎朝、小出小の通学路を清掃している 西野 純昌さん 芹沢在住 75歳

公開:2021年4月30日

  • X
  • LINE
  • hatena

 ○…5〜6年前からゴミ拾いをきっかけに土曜日以外毎日、小出小通学路の清掃を続けるようになった。毎朝午前4時半〜6時にかけて、小出小学校通学路のゴミ拾いだけでなく中学生が使うバス停の清掃も行う。「年長の小学生が下級生を引率している光景が微笑ましい」と話し、「そのお返しに」と額に汗を流す。生きがいは「子どもたちを見守ること」と笑みを浮かべた。

 ○…富山県高岡市出身。農家の次男に生まれ、「手間のかからないおとなしい」少年時代だった。米作りを手伝う生活の中で、「鳥や金魚の絵を描くのが好きだった」と絵に熱中。伝統的な工芸品の銅器の産地で育ったこともあり、地元の高岡工芸高校工芸科で漆の蒔絵を学んだ。

 ○…高校卒業後、平塚の大手文具メーカーに就職し、工芸品に携わった。その後、長年、平塚の工業会社で断熱材を作った。20代前半で茅ヶ崎に念願のマイホームを購入し、移住。以来、50年以上茅ヶ崎で暮らしている。今では工芸品などものづくりの仕事からは遠ざかっているが、「意外と手が器用」と茅ケ崎里山公園で見つけた四葉のクローバーをパウチにして周りの人にプレゼントしたり、近所の家の壊れたものを修理したりしている。「誰かに何かをすることが好き。感謝されるとうれしい」と話す。

 ○…「芹沢は山で、小川が流れる良いところ。神輿など古き良き伝統が残っている」と地域を回顧する。通学路を清掃していることで小出小の校長から異動の際に、感謝の言葉をかけられたことも。小出の子どもは「感じが良く、和やかでいい。雨風に負けず登校する姿を見ると、精神的につらくても奮い立たせられる」と自身がパワーをもらっている。

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

田嶋 小梅さん

茅ヶ崎公園をモデルに「防災機能と居場所」が融合する空間をデザインした

田嶋 小梅さん

松風台在住 23歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook