茅ヶ崎市福祉政策課は今年3月から、市社会福祉協議会と連携し、無料動画サイトのユーチューブで市内13地区にある地区ボランティアセンターの魅力を発信する「ボラダス。」を運営している。約半年間で7本を発信しており、視聴者からも好評だ。名前は「ボランティアに一歩踏み出す」の造語。
若手に向け発信
高齢者や病気、育児などにより日常生活に支援が必要な人を地域のボランティアで支える同センター。近年は依頼が増加しその役割も増す一方で、ボランティアは高齢化し、減少傾向だった。若手のボランティアから「動画なら親しみやすく、若い世代に興味を持ってもらえるかも」という声があったことから、若手を増やそうと動画での発信を開始。同課職員の小見雅彦さん(38)と加藤清晏(さいあ)さん(25)が主に運営する。
動画を撮影される人々は楽しんで取り組む人や「もう一秒映りたかった」と話す人も。最近はセンター側からも撮影の希望があり、地域から「面白いね」という声をもらうことも増えた。
「ボランティアの方にスポットを当て、実際の現場を映している。始めるきっかけにしたい」と小見さん。加藤さんは「手助けしたい方と必要な方が動画を観てセンターの存在を知り、地域のつながりが深まれば」と話した。
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