まちづくりスポット茅ヶ崎(浜見平)の壁に現在飾られている「橋」をモチーフとした作品。折り紙によるコスモスやトンボで彩られ、室内に秋らしさを届けている。作者は十間坂在住の鵜沢豊実さん(67)だ。
折り始めたのは4年ほど前。当時、胸椎を圧迫骨折したことを機に、かつて熱中していた乗馬やマラソンといった運動ができず「塞ぎ込んでいた」という。「ちょうどその頃、折り紙の魅力を紹介する新聞記事を読みました」。紙面に載っていたのは、写真から飛び出してくるかのような、いきいきとしたサンタの折り紙。「これを折ってみたい!」。鵜沢さんはすぐに行動に移した。
2018年1月に日本折紙協会の会員となり、そこから「2カ月で100種類」という怒涛のペースで折り続け、3月には講師資格を取得。翌19年にはニューヨークで行われたシンポジウムに参加した。折り紙と出合い、「ハジけたね」とにっこり笑う。
昨年秋からは、まちスポで「ミニ教室」も開催。一人また一人と希望者が増え、4歳から90代までが参加した。7月には、これまで発表してきた作品を集めた、初めての個展も成功させた。
「子どもも、認知症がある方も楽しめるのが折り紙。三角や四角に折るだけでもいいんです。自分で折ったという感動こそが魅力ですから」
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>