浜須賀在住の作家・あやのはじめさん(75・本名/嶌田はるみ)が、短編集『思秋期』を10月15日(金)に刊行する。文芸社。660円。全国の書店やウェブストアで予約を受け付けている。
「若い時は一人でも元気だし、幸せだし、体温だって高いわ。老いたら体温も下がって、寂しくて、凍えてしまう…。思春期は燃えたぎる夏へ向かい、思秋期は凍りつく冬へ向かう。人の一生も、また四季である。肌を温め合い慈しみ合って生きる相手がいなければ、冬は生ききれないのかもしれない-」
人生の折り返し地点を迎えた女性の生き様や苦悩、切なさなど、あやのさんの経験を織り交ぜた4編が収録されている。
秦野市で生まれ育つ。議員だった夫の政治活動のサポートや嫁姑の窮屈な関係に終止符を打ち、飲み屋を経営しながら必死に子育てをした。慌ただしい日々を過ごしながらも、わずかな時間を見つけては執筆を続けた。そうして完成した短編集『仮面家族』で2001年にデビューした。
あやのさんは、「人生は振り返ってみると一瞬。残された人生をどのように生きるか、年代ごとに気づきがあると思います。ぜひご覧ください」と微笑んだ。
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
21日午後から交通規制4月19日 |
|
<PR>