『花笠道中』『チェンジング・パートナーズ』…往年の名曲が会場に流れはじめると息ぴったりに踊りだす女性ら。ゆったりとした動きながら、ステップや振り付けは複雑で見ごたえのあるものばかり。団体名は「春女苑(はるじおん)ちがさき」。約40年にわたり、茅ヶ崎で活動するダンス団体だ。
彼女らが取り組むのは「レクリエーションダンス」。フォークダンスや民謡などさまざまなダンスの要素を取り入れながら、歌詞の意味を盛り込むなど創造性も高い。
ダンスを考案しているるのは、指導者でもある川崎幸子さんだ。厳しくも愛情のある指導のもと、メンバーは楽しみながら取り組んでいる。
「少し難しい」が飽きないポイント
かつて青少年指導員を務めていた川崎さん。母子向けのイベントとして企画したのがダンスだった。適切な指導ができるようにと、日本フォークダンス連盟に所属。「春女苑」の発足にはこうした経験が生かされた。
「以前は飛んだり跳ねたりする動きも多かったのよ」と川崎さん。現在は派手な動きこそ無くなったものの、振り付けの難易度はなるべく下げないようにしている。「簡単すぎると、すぐに飽きちゃいますから」。これまで考案したダンスは青少年指導員時代からのパートナー・寺本迪子(みちこ)さんの力を借りつつ、「幸っちゃん作品集」としてまとめている。
20年にわたり月1回のペースで元町ケアセンターで披露しており、今年10月に行われた「茅ヶ崎市表彰式」でも認められた。目下の目標は「コロナ後にもう一度イベントをすること」、そして「あと5年は続けること」。5年後以降のことは「そのときみんなで考えよう」が合言葉だ。
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