茅ヶ崎市出身の宇宙飛行士・野口聡一さんが、昨年12月1日付けで東京大学先端科学技術研究センター(神崎亮平所長)に特任教授として着任した。
野口さんは約4年前から、障害者やトップアスリートなど特殊な経験をした当事者が、自ら解決方法等を研究する「当事者研究」を、同大学准教授で自身も車いすユーザーの熊谷晋一郎さんと共同で進めてきた。野口さんは「宇宙空間での生活が人間の内面にどのような変化をもたらすか」等、多角的な研究に携わっている。
1月5日に開かれた記者会見で熊谷さんは「野口さんに着任していただくことで、障害や精神、発達の分野など、言葉や知識での表現が追い付いていない分野の研究を進めたい」と話し、野口さんは「当事者の立場から社会の問題を明らかにしたい。特に現代は多くの人が生きづらさを感じているので、そこに何かしらの示唆や光を当てられたら」と話した。
野口さんは茅ケ崎北陵高校卒業後、東京大学航空宇宙工学部航空学科、同大大学院工学系研究科航空学専攻修士課程修了。「学生の時に同センターで研究していた」というつながりがあった。
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