茅ヶ崎、藤沢、寒川の2市1町を拠点とし、プロバスケットボールのB3リーグへの参入に向けて活動してきた「湘南ユナイテッドBC」が4月14日、同リーグ理事会で2022―23シーズンの公式参加資格が承認された。正式な参入は7月1日。Bリーグへの参入は県内4クラブ目で、関係者は「地域に愛されるチームを作っていきたい」と意気込んでいる。
湘南ユナイテッドBCは昨年5月に藤沢商工会議所が中心となり、運営会社が発足。同9月には参入の最難関とされ、チーム維持にかかる財政基盤や観客動員環境などを審査する一次審査に合格していた。これまでに住宅や介護福祉事業などを手掛ける木下グループ(東京都)をメインスポンサーに約70社の協賛企業が集まっている。
15日、藤沢市役所で記者会見したクラブ代表の小河静雄さんは「湘南はアニメ人気もあり、バスケットボールの聖地として全国からの期待の声をいただいている。この地域がスポーツで元気になるよう、一緒に盛り上げてほしい」とあいさつ。今後ファンクラブも開設予定といい、「強いだけでなく、地域から愛してもらえるチームを目指す」と抱負を語った。
今後は地元ゆかりの選手を中心に獲得を進めトライアウトも予定しており、登録可能な15人をめどに集める。ヘッドコーチやトレーナーも含め、6月中にもチームの体制を整えるという。
試合会場は秋葉台文化体育館を中心に茅ヶ崎市、寒川町など計5カ所。ホーム開幕戦は10月8日に秋葉台体育館で予定している。
小河代表は「チームカラーである湘南ブルーを全国に広げていく。2、3年でB2に昇格できるチームにしていきたい」と意気込んだ。
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