松浪在住の溝手優月さん(15)が4月9日、10日に藤沢市の鵠沼海浜公園スケートパークで行われた「第1回マイナビスケートボード日本オープン」パーク種目に出場し、4位に入った。
「ホーム」で躍動
パーク種目はお椀状に整地したコースの坂や曲面を利用して技を繰り出し、45秒のランのなかで難易度やクオリティー、独自性などを競うもの。
今大会には昨年の東京五輪で銀メダルを獲得した開心那さんをはじめ、国内トップ選手15人がエントリーした。
昨秋、茨城県で開催された国内大会で4位に入り、強化指定選手に選ばれた溝手さん。今大会の会場は普段練習をしている「ホームパーク」ということもあり、上位を目指して臨んだ。
準決勝はギリギリの8位での通過となったが「ミスなく演技できていたし、決勝に向けて技を温存していたので焦りはなかった」と振り返る。3本のランで得点を競う決勝でも落ち着いた演技を披露し、開さんに次ぐ4位に食い込んだ。
「今のベストを出せたと思う。プレッシャーがかかる3回目のランで最高得点を出せたこともうれしい」と手ごたえを口にする一方で「得意なグラインド系だけでなく、難易度の高いエアー系の技を増やさないと上には進めない」と課題もはっきりした。
サーファーの父の影響で4〜5歳でスケートボードを始めた溝手さん。「初めは遊びの延長だった」が小学5年生の時に出場した大会で思うような演技が出来なかったことで、本気で競技に取り組むようになった。
今は高校の授業が終わった後、毎日のように鵠沼のパークに通う。「技を身に付けるため、何度も何度も練習を繰り返している時の没頭している感じが好き」と笑顔を見せる。
4月21日には茅ヶ崎市役所を訪れ、佐藤光市長に結果を報告。今後の目標として「海外の大会でも活躍し、周りにいい影響を与えたり、魅力を伝えられる選手になりたい」と語り、佐藤市長は「10代の若者が次の世代や競技全体のことも考えて頑張っていることは、本当に頭が下がる。市としても応援したい」とエールを送った。
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