今回で40回目を迎える茅ヶ崎美術家協会展が、茅ヶ崎市美術館(東海岸北1の4の45)で6月14日(火)から7月10日(日)まで開催される。
同展は1972年から開催され、83年からは一般公募が開始された。現在は同会賞や市長賞、市議会議長賞など9つの賞が設けられている。前回は会員と公募含めて88作品が展示された。
展示される作品は12日(日)に搬入されるため、現段階で詳細は未発表だが、油絵や水彩画、版画、日本画といった幅広いジャンルの作品が例年集まっている。
渡辺征雄会長は「作品はどれもレベルが高い。ぜひご覧いただけたら」と呼びかける。
苦節50年の活動
同会はこの展示に合わせて作品批評会や公募作品の批評を行っており、現在は約50人の会員が所属している。
会の始まりは1948年、茅ヶ崎の水彩画家・三橋兄弟治(いとじ)氏を中心に「茅ヶ崎美術クラブ」という名称で創設。しかし活動が停滞していたことから、メンバーがもう一度立て直そうと72年に現在の「茅ヶ崎美術家協会」へと改めた。
会員が多い時は80人に上り、「展覧会を開く場所に苦労した時期もあった」と渡辺会長は振り返る。第1回展は当時茅ヶ崎にあったデパートで行ったものの、閉店以降は場所がなく、個々で実施したこともあったという。
そんな中、98年に茅ヶ崎市美術館が完成。この年の第16回展は開館記念事業の一つとして開催され、以降の協会展は同館との共催事業となった。
「アート知って」
渡辺会長は「絵や版画などアートを知ってもらいたいし、経験してほしいという気持ちが原点。現在、会には若者が少ない状況だが、気軽に出展するような雰囲気にしていきたい」と今後を見据える。
開館時間は午前10時〜午後5時(入館は30分前まで)で、最終日は午後2時まで。月曜休館。観覧無料。問い合わせは茅ヶ崎市美術館【電話】0467・88・1177へ。
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