全日本ジュニアテコンドー選手権大会が7月18日、東京都日野市で行われ、若松町を拠点に活動する「テコンドー茅ヶ崎道場」の選手4人が、各カテゴリーで優勝、準優勝の好成績を収めた。
小泉愛(まな)さん(15)は、トゥル(型)10―17歳女子黒帯の部で準優勝した。実は2年ほど競技から離れていたが昨年秋に復帰。「以前は本番で力を出せずに悔しい思いをすることも多かった」というが「大きな舞台に出場できるだけでうれしかった」と振り返る今大会では、実力を存分に発揮した。
「今は練習が楽しい」と、映像を見て悪いクセを改善したり、周囲にも積極的にアドバイスを求めるようになった。来年受験を控えるが「できる限り両立していきたい」と笑顔を見せた。
マッソギ(組み手)16―17歳男子マイナス75kg級では、ともに茅ヶ崎道場で腕を磨く鈴木天海斗(たかと)さん(17)と福寿龍之介さん(16)が決勝で相まみえた。
小学生の頃から対戦している2人。福寿さんは今大会、スペシャルテクニックと呼ばれる高い場所に設置した板を割る競技で優勝するなど、身体能力を生かした攻撃が武器。今回の対戦も積極的に攻めて前半はポイントで先行した。
しかし1歳年上で、中学校時代に世界大会出場の経験もある鈴木さんは冷静だった。「距離感は悪くなかった」と福寿さんの攻撃に対応して、カウンターでポイントを重ね逆転した。「最後は負けられない、という意地だけでした」と笑う。
「技のカッコよさがテコンドーの魅力。世界大会出場が目標」という福寿さんに対し、鈴木さんは「海外に留学したいという夢があるので、そこでテコンドーを教えられたら」と話した。
中村祐月さん(17)はマッソギ(組み手)14―17歳男子マイナス63kg級で準優勝した。
身長166cmと体格には恵まれていないが、素早いステップからパンチでポイントするのが得意の形。決勝でも「懐に飛び込むことはできていた」一方で、相手のリーチを生かした攻めに対応できず「不用意に失ったポイントが多かった」と課題も見つかった。
来年からはシニア大会に出場する。「いずれは全日本や世界大会で活躍できる選手になりたい」と意気込んだ。
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