茅ヶ崎市赤羽根の「山の上パーク」にこのほど、第2グラウンドが完成した。
この場所は、もともと牧場や農地だった土地を切り開き、施設も多くを関係者が自作するなどして、2年前にサッカーコートとして開設された。現在は(株)ジェイズ(森勇介代表取締役)がサッカースクールを運営しており、小学生など約270人が通う。スクール生が増えて手狭になったことから、新たに約400坪の土地にサッカーコートが整備された。
地域還元目指す
今後は経済的な事情でスポーツをすることが難しい子どもを対象に、無料でサッカースクールに通えるようにしたり、飲食店と共同で持ち帰り用のカレーを提供する取り組みを行う予定。荒廃地や農地を利用して野菜を栽培することで雇用を生んだり、それを困窮家庭に提供するなど、地域振興の拠点とする計画もあるという。
16日と23日には地域へのお披露目として「第1回ジェイズ祭」が開催され、サッカースクールに通う子どもたちや保護者らが参加。試合やゲーム、キッチンカーでの飲食などを楽しんだほか、松林地区の民生委員有志がスタッフとして参加するなど、盛り上がった。
イベントを訪れた佐藤光市長は「まさに茅ヶ崎版の映画『フィールド・オブ・ドリームス』。この場所から、多くの子どもたちの夢が育っていってほしい」とエールを送り、開設に携わった小澤圭祐さんは「大人の責任として、地域の子どもたちの可能性を広げていきたい」と話していた。
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