茅ヶ崎市内で2017年に発生した火災と救急出動の状況が、茅ヶ崎市消防本部から1月4日に発表された。火災件数は47件で、前年に比べ約3割増。救急出動件数も増加が止まらず、搬送人員は前年比229件増の1万305人と、2年連続で1万人を超えた。
建物のぼやが多数
火災の内訳は「建物火災」が30件(前年比5件増)、「車両火災」2件(同1件増)、「その他の火災」15件(同6件増)で、火災による死傷者は負傷者8人(同2人増)、死者1人(同1人減)だった。
出火原因別で見ると「放火・放火の疑い」が最も多く12件、次いで「電気機器・装置からの出火」10件、「配線器具からの出火」4件の順。また建物火災30件の焼損程度別の内訳は、全焼2棟、半焼1棟、部分焼3棟、ぼや23棟、爆発によるもの(損害なし)1棟だった。
48分に1件の出動
2017年の救急出動件数は、前年比176件増の1万868件だった。これは1日平均で約30件、48分に1件の割合で救急出動している計算になる。12月、7月、8月の順に多かった。通報を受けてから病院へ収容するまでの平均所要時間は29分24秒で、前年の全国平均より9分54秒早い。
また搬送人員も前年比229人増の1万305人となった。全体の6割を65歳以上が占め、傷病程度別では軽傷4314人、中等症5214人、重症654人、死亡120人、その他3人となっている。
市消防本部では「軽傷者の搬送が全体の42%を占めており、引き続き救急車の適正な利用を呼び掛けていく」としている。
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