9月15日のPACIFIC BEACH FESTIVALを企画した 杉下 正樹さん 柳島出身 36歳
やんちゃな「フェス仕掛け人」
○…「自分のフェスを作りたい」。長らく温めてきた夢の実現が目前に迫る。イベント名には加山雄三さん、サザンオールスターズといった茅ヶ崎を代表するアーティストに共通するキーワード「パシフィック」を盛り込んだ。「世代ごとに代表する方がいる茅ヶ崎。イベントも幅広く3世代が楽しめるものにしたい」
○…柳島小、中島中ではサッカーに熱中。西浜高校3年時に「クラス1のやんちゃな奴が任される」という体育祭応援団長を務め、神輿を作って踊るパフォーマンスを企画したのが「みんなで作り上げること」の原点だ。披露して校内の賞を総なめにし「味わった一体感や達成感は、今につながっている」。得意のスポーツを活かし体育教諭を目指そうと日体大に進んだが、大学の仲間とイベントを企画し遊ぶことが増え、いつしか「企画」に興味を持つようになった。
○…イベント制作会社に就職し、ファッションショーや企業展示会などの企画で経験を積み、28歳の時に妻からの勧めで転職。毎年横浜で10万人以上を集める音楽イベント「GREENROOM FESTIVAL」の主催会社で、フェスの統括ディレクターを務めるなど6年間勤務した。「忙しくても、あらゆることを吸収しようと頑張れた」。当時デビューしたばかりのサチモスをブッキングしたこともあり、「ついに茅ヶ崎から次世代のアーティストが出て来た」と感激したという。
○…そして今春独立。中目黒に暮らしながら「FESTIVAL CO.」という会社を立ち上げ、「茅ヶ崎をおしゃれに盛り上げるイベントに育てていきたい」と目論む。さらに「遊びを通して海を好きになってもらいたい。堅苦しくなく、ゴミを拾って帰ってもらうなど、皆の意識を少しずつ変えていけたら」と語った。
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