「第81回高南一周駅伝競走大会」が、1月14日に開かれた。今回は柳島スポーツ公園周辺の新コースで行われ、男子1部と女子1部で「松林A」チームが優勝し、ともに9連覇を達成した。
晴れ渡った寒空の下、99チームが出走した今大会。男女別地区対抗の1部、男女別実業団や高校の2部、地区対抗小学生の部で5区間を競った。
男子1部松林中OBが躍動
男子1部は、松林中陸上部OBで挑んだ「松林A」がV9の結果に。1区・小川拓さん、2区・古屋凜太朗さんが3位で襷(たすき)をつなぐと、石川昌樹さんが3区で一気に順位を1位に押し上げ、2位「西浜A」との差を20秒以上広げた。4区・徳永拓海さん、5区・安田慎太郎さんも1位を譲らずゴールテープを切った。
男子2区〜5区(3・273Km)の全選手の中で唯一9分台の「9分58秒」で走り、区間賞も獲得した石川さん(法政二高3年)は「中学時代の仲間と襷をつなぐ貴重な機会だった。地元の皆さんに走りを見てもらえて良かった」と振り返った。
女子1部中・高生で盤石
女子1部は、中学・高校生メンバーでそろえた「松林A」が制した。難波百合菜さん、山崎遥奈さん、西田雛乃さん、中倉咲和さん、鈴木彩也香さんの5人が全区間で快走し、ゴール時には2位の「西浜A」に2分以上の差をつけて優勝を果たした。
高南駅伝初出場で区間賞も獲得した4区・中倉さん(松林中1年)は、「V9がかかる中、チーム最年少で唯一の中学生だったので足を引っ張らないように走った。沿道からの声援がうれしかった。来年も途切れず連覇したい」と力強く語った。
小学生は西浜2部に初出場チームも
「地区対抗小学生の部」は、「西浜A」が2連覇。コースが自宅の近くになり、小学校の友達に沿道から声援を受けた1区の田口瑛大君(西浜小6年)は「力になった。みんなで練習してきてよかった」と話した。
男子2部・女子2部では、ともに「茅ヶ崎市役所A」が優勝を果たした。介護施設を運営するリフシアは、男子2部に2チームを組んで大会に初出場。事業所の垣根を超えた交流にと、社内で1年前からランニングに取り組んできた。結果は17位と18位だったが、出場した小嶋達之さん(59)は「みんなで楽しく走れた。来年も出ます」と清々しい表情を浮かべた。
会場では、地元のまちぢから協議会から野菜スープや甘酒が振る舞われ、祭囃子による応援も行われるなど、選手の走りを後押しした。
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