浜見平エリアの整備が進んでいる。3月18日には、市道0202号線「左富士通り」と市道0121号線「鉄砲道」が交差する「浜見平交番前交差点」の改良工事が完了した。
工事は昨年7月末から行われ、総事業費は約1億2752万円だった。市拠点整備課は今回の整備について、浜見平地区のまちづくり計画の進展に加え、接続する「鳥井戸橋交差点」の渋滞緩和にも期待している。
地区完成目標は5年後
「浜見平交番前交差点」は右左折の接続不良などによる渋滞が問題視されており、左富士通りの車列が、1号線の「鳥井戸橋交差点」の渋滞にも影響していた。
工事では、各通りの右折レーンを新設・拡張。信号は、点灯時間などの変更はせずに、移設とLED化を行った。今後、交差点周辺の商業施設をつなぐ連絡橋の整備も予定しており、市拠点整備課は「交通渋滞緩和と地域のにぎわいを両立させられれば」と話す。
交差点は、浜見平地区まちづくり計画の中で「地区の顔」に位置付けられた重要地点。市民や地元商店会、都市開発機構らからなる「しろやまコミュニティ会議」などと市が協議しながら計画を進めてきた。地域のつながりを表現するべく、工事後の交差点の歩道部分は、上から見ると大きな円で囲んだデザインになっている。同課は「周りの商業施設とデザインを合わせ、居心地の良い空間演出も図っている」と説明する。
新築マンション商業施設も整備中
工事は、浜見平地区まちづくり計画の一環として行われた。同計画は、1950年代に日本住宅公団(現・都市再生機構)が建設した大規模賃貸住宅団地の建て替え事業と合わせ、市南西部の生活・防災拠点として2008年度に始まった。浜見平地区まちづくり計画の完成は、2024年度中が目標。
来年度以降は、鉄砲道から「浜見平南口交差点」までの電線地中化などに着手予定。給水塔エリアの公園整備は2020年度以降を予定している。
商業施設「(仮称)BRANCH茅ヶ崎3」は20年度中の完成を目指し、都市再生機構が進めるマンション計画も、同年入居を目指し整備が進められている。
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