(仮称)広域リサイクルセンター "地域に役立つ施設に" 工事開始に先立ち、安全祈願祭
寒川町と茅ヶ崎市が設置を進めている「(仮称)広域リサイクルセンター」の建設開始に先立ち、2月2日に建設工事安全祈願祭が行われた。当日は山上貞夫寒川町長をはじめ関係者らが参列し、安全を祈願した。
同センターの建築面積は約2970平方メートル、鉄骨造り2階建て。寒川町クリーンセンターの跡地(宮山2524)を利用して建設される。
寒川町は藤沢市、茅ヶ崎市と共に「湘南東ブロックごみ処理広域化調整会議」を形成している。平成20年に策定された同広域化実施計画の中で、リサイクルセンターはブロック内に2ヵ所建設するとされ、このうち1施設が寒川町に建設される。稼動後は、寒川町と茅ヶ崎市から回収した資源物の搬入からリサイクル事業者までの搬出を行う中間処理施設としての役割を担うという。
「安全祈願祭」は同センターの建設工事が2月から開始されることに伴い、開催されたもの。寒川神社禰宜のもと、工事発注者である寒川町と茅ヶ崎市から山上町長、服部信明茅ヶ崎市長のほか町議会議員、同センターの設計・施工を行う新明和工業(株)(本社/兵庫県)の関係者ら約50人が参列し、執り行われた。祝詞奏上、四方の清め、地鎮の儀などを行い、建設中の安全を祈願。参列者らは「おめでとうございます」という掛け声と共に、神酒で乾杯した。
24年度に稼動予定
祈願祭後に行われた挨拶で、山上町長は「昨年クリーンセンターを解体し、本日を迎えました。資源物を確実、安全に処理する場所として整備し、施工者には持てる力を発揮し、すばらしい施設を建設してほしい。周辺住民には迷惑をかけると思いますが、一日も早い完成をみることを願います」と話した。
また、新明和工業(株)・専務執行役員営業統括本部長の松岡正親氏は「資源を循環させるのが時代の潮流であり、この施設の建設は時流を得ている。責任を持って、地域に密着した施設の建設をしていきたい。これまで培ってきた技術とノウハウを活用し、地域の役に立つ施設を建設するため、安全第一で工事を進めていきます」と挨拶した。
工事は平成24年3月まで行われ、同年4月から利用が開始される見込み。
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