町議会が通年化へ 12月15日までパブリックコメント
寒川町議会は通年議会化に向け、町民から広く意見を募ろうと、現在「寒川町議会定例会の回数を定める条例の一部改正(案)」及び「寒川町議会通年議会実施要綱(案)」のパブリックコメントを実施している。
町議会は住民に開かれた議会をめざし、平成19年に議会改革推進委員会を立ち上げた。これまで議員定数の削減や一般質問での一問一答式、本会議のインターネット中継などを実施。今年度は通年議会化に向けて話し合ってきたという。
現在は通常年に4回定例会を実施し、その招集権は町長にある。しかし近年では、議会の会期に合わない早急な判断が必要な行政事案もあり、結果的に十分な審議ができないまま後から承認する(専決処分など)ことも多かった。
同委員会の藤澤輝夫委員長は「こうした事案も審議していくべきだろう、と議会改革の中で通年化へ向けて動いています。通年議会にすることで、臨機応変に審査し、決定していける」と話す。
実施要綱案によれば、定例会の会期は1月から同年12月までの通年(開催回数は年1回)となり、基本はこれまで定例会が開催されてきた3、6、9、12月(定例月)に本会議が開かれる。しかし、1年を通して会期中であるため、定例月に当たらない場合でも緊急に議案の審議が必要な場合は、議会主導で本会議を開くことができるようになるという。
来年度施行めざす
町議会は通年議会の実施要綱等について、町民の意見を募集するパブリックコメントを12月15日(木)まで実施している。その後、寄せられた意見をもとに再度議会で方針をまとめ、3月の定例会に上程。来年4月からの実施をめざす。
「町民の生活向上のためにより開かれた議会をめざしています。議会に関心を持っていただき、色んなご意見をいただければ」と藤澤委員長。パブリックコメントの資料は町役場や公民館などの公共施設で閲覧できるほか、町ホームページの町議会ページからもダウンロードできる。問合せは町議会事務局【電話】0467(74)1111
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