寒川町レクリエーション協会の会長を務める 奥津 肇さん 岡田在住 66歳
「外に出てスポーツ楽しんで」
○…今年で35回目を迎えた「寒川レクリエーションフェスティバル」。このイベントを主管する寒川町レクリエーション協会の会長を務める。ゲートボール、卓球、グラウンドゴルフなど8種目の各団体からなる同協会の会員は約300人。自身はバドミントンに所属している。会長には今年4月に就任した。
○…終戦の年、疎開先の群馬県で生まれた。10歳のとき、父の仕事の関係で寒川町へ。寒川小、寒川中を経て、日立グループに就職し、機械業界の技術者として41年間働いたという。同協会に入会したのは35歳の時だ。会社のバドミントン大会に出場したが、「それまでやったこともなかったし、運動不足もあってまったく駄目だった」と当時を振り返り苦笑する。町内会で話を聞き、さっそく同協会のバドミントンに入会。めきめきと力をつけ、会社の選手として大会に出るまでになっていったそうだ。
○…1976年の設立時、12団体あった種目も会員の減少や高齢化などで減ってしまった。レクリエーションフェスティバルでも、当日の体験だけで入会に結びつかないのが悩みのひとつ。「でも、各団体とも熱心にやっています」と話す。「高齢者の生涯学習スポーツとしても意味がある。家に引きこもっているのではなく、自分にあったスポーツを見つけて、外に出てもらえれば良い」
○…現在は会社を引退したが、自治会長を引き受けているほか、バドミントンの審判資格も持っているため県内の大会で主審を務めるなど、忙しくも精力的な日々を送る。趣味は家庭菜園。畑を借りて主に一人で野菜を育てているそうだ。出掛けついでに、結婚した娘の家まで手作りの野菜を届けに行ったりもする。孫もいるそうで、「娘に持たされてるんだよ」と照れ笑いしながら、1歳になる下の孫の写真キーホルダーを取り出してみせる。目尻が下がって『おじいちゃん』の表情が垣間見えた。
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