寒川版 掲載号:2012年11月16日号
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11月1日付けで教育長に就任した 大澤 文雄さん 倉見在住 61歳

「子どもの幸せ育む教育を」

 ○…約40年に渡り、寒川町で小学校教諭として教育に携わってきた。恩師として顔を覚えている人も多いことだろう。11月1日付けで教育長に就任した。「寒川の子どもの幸せのために、学校、保護者、地域が一丸となった教育をめざしたい」。4年の任期を務めるに当たり、抱負を述べる。

 ○…「教育とは知育、徳育、体育が三位一体となったもの」。乗り越えるべき課題は様々あるが、全国的にも問題となっているいじめに対しては「未然防止、早期解決のためには多くの目で見ることが重要。隠すのが一番いけない。情報を共有化していかなければ」と情報発信の重要性を訴える。これは1998年から3年間、県立第二教育センターでいじめや不登校などの相談を受け持った経験からくるものだ。「不登校も同じ。寒川の大事な子どもですから、常に声かけ、働きかけをしていかなければ」。強い口調に信念が伺える。

 ○…岩手県で生まれ育った。教師になろうと思ったのは中学3年の時。「このままじゃ高校にいけないと言われまして、今じゃ考えられないかもしれないけど、その時の担任が半年ぐらい家に泊めてくれて、勉強を教わりました」。甲斐あって無事に高校へ合格。その時の担任の熱意に打たれ、教師をめざすようになった。「先生がいなければ今の自分はない」と振り返る。弘前大学教育学部を卒業し、1974年に寒小に初赴任。以来、教師として小学校教育の現場に立ってきた。今年3月までは一之宮小学校で学校長も務めている。

 ○…今は妻と息子の3人暮らし。趣味は洋蘭の鑑賞と育成。「洋蘭を育てることは、子どもの教育に似ています」。一鉢ずつ違う洋蘭の特性を知り、要所で必要な分だけ手をかけてあげれば、美しい花を咲かせる。「奥が深い。人間も同じです」。話す表情は柔らかい。座右の銘は『恕(じょ)』。相手を思いやる心のことだ。語る言葉の全てが教育に通じていく。根っからの『先生』だ。
 

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