寒川版 掲載号:2012年12月14日号
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干支をモチーフにした手作り作品を施設などに寄贈し続けている 磯崎 功さん 一之宮在住 76歳

身近な素材に命吹き込み

 ○…犬や鶏の置物や壷、壁掛けなど、部屋の棚に作品が所狭しと置かれている。その素材全てがダンボールや牛乳パック、木や貝など身近なもの。「元手はタダ」と笑う。毎年干支をモチーフにした物を知的障害者支援施設「湘南つつみ苑」(茅ヶ崎市)や北部文化福祉会館(寒川町)などに寄贈し続けており、今年も来年の干支「巳」にちなみ、ヘビ使いの置物を作成した。「最初は流木を使ったヘビの壁掛けだったけど、妻にリアルで気持ち悪いと言われた」と苦笑いを浮かべる。

 ○…物づくりは子どもの頃からの趣味。「よく木で飛行機を作っていた」。当時はまだ戦時中で、アメリカのグラマン軍用機を作っては怒られていたという。「今もこのあたりの上空を飛んでいるグラマンの飛行機を見ると思い出す」と話す。30歳代から本格的に旅行などに行くたびに木や石、貝などを集め出した。1974年には壊れた自宅のブラウン管テレビを分解し、長さ約50cmのSL機関車を作成。初期の思い入れのある作品で今も残してある。

 ○…寄贈を始めたのは8年程前から。茅ヶ崎の浄見寺前の道をウォーキングしていると、同じように散歩をしていた湘南つつみ苑の入所者や職員とすれ違い、挨拶するようになった。それが縁で、ひな祭りに手づくりひな壇を贈って以来、交流が続いている。北部文化福祉会館へは5年前から。職員と知り合いだったことから寄贈したそうだ。

 ○…出身は茨城県。中学を卒業し、東京に出て食肉業者に就職。1959年に独立し、茅ヶ崎に店を構えた。奥さんと二人三脚で30年間商売を続けたが、店を畳んだ事を契機に寒川町へ。ウォーキングも趣味のひとつで、50代には箱根駅伝のコースを踏破したりもしたそう。現在は足を痛めたため、無理をせず、散歩がてら次の作品の素材集めをしている。「頭に浮かんでくるのを形にしている。手作りのものが好きなんだね」。にこやかに笑った。
 

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