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地域医療体制を更に拡充 湘南東部総合病院のトップに聞く
湘南東部総合病院や茅ヶ崎中央病院、茅ヶ崎新北陵病院などの医療施設から老人介護施設まで、地域医療・福祉の中核拠点としての役割を果たしているふれあいグループ(医療法人社団・康心会)。新年の幕開けに際し、同グループの中核に位置する湘南東部総合病院の菅井桂雄院長、小澤典行副院長、櫻井嘉彦副院長の3人に同病院が今後の地域医療に果たす役割などを聞いた。
24時間・365日の救急体制が充実
新年あけましておめでとうございます。お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございました。2013年はこの湘南地域の医療体制を更に充実させるとのことですが、それはどのようなものですか
菅井院長「病気はいつどんな時に起こるか分からないものです。頭や心臓に異常があるなどの不測の事態に”24時間、365日断らない救急医療”をモットーに、地域の方々に安心していただけるよう、茅ヶ崎・寒川地区の救急医療体制を更に充実させます」
具体的にはどういうことでしょうか
櫻井副院長「脳神経外科医が複数体制になります。脳血管疾患への積極的対応や懸案であった脳梗塞に有効な血栓溶解療法(t‐PA治療)の受入れ体制の構築を図っていきます」
血栓溶解療法とはどういうものですか
櫻井副院長「血栓溶解療法とは、脳の血管に詰まっている血液の固まりである血栓を薬で溶かし、血流を回復させる治療法です。脳梗塞は発症してから3〜5時間以内に処置をしていかないと深刻なことになります。患者様に対してよりスピーディーに対応できる体制になると思います」
小澤副院長「狭心症や心筋梗塞など、時間との勝負といえる症状にも24時間体制で対応しています。狭心症や心筋梗塞などの治療には高度な設備と技術が求められるのですが、より早く確実に高度治療が提供できるようになっています」
ほかにはどのようなことがありますか
菅井院長「小児科医も複数体制になります。小児科不足が話題となっていますが、昼も夜も安心して受診していただける診療体制の充実を図ります。また、移転した病院が担当していた救急患者様の受入れも行っています。更に今年は肺がん、乳がん及び頭頸部がんの専門医、そして化学療法の専門医も招聘しますので、これまで以上に質の高いがん治療を提供できるものと考えております」
グループで取り組む在宅支援事業
ふれあいグループでは在宅支援事業にも力を入れていくとのことですが、それはどのようなことですか
菅井院長「はい、病気を持ちながらも住み慣れた場所で自分らしく過ごしたいと思う方は多いのではないでしょうか。でも夜中に体調が急変したらどうしようと、その一方で不安はどうしてもあると思います。そのような時の在宅支援サービスを充実させていこうと考えています」
それは高齢化社会が進む中、益々必要になることですね
菅井院長「ご自宅で療養の患者様については、夜中でも当院の救急センターが総力を挙げて支援する体制が出来上がっております。一方、在宅サービスを受けるためには、ケアマネージャーによるケアプランの作成が必要になります。これについても併設の居宅介護支援事業所で相談を受けています」
具体的にどんなことができるのでしょうか
菅井院長「提供できる在宅サービスは訪問診療(往診)、訪問看護、訪問看護ステーション、訪問介護(ホームヘルプサービス)、訪問リハビリテーション、福祉用具貸与、住宅改修などになります。また、入所(通所)サービス事業として介護老人保健施設(短期入所療養介護)、通所リハビリテーション(デイケア)などもあります。医療はもちろん介護などの福祉についても地域に頼られる存在になるために日々研鑽と努力を続けていきたいと思います」
本日はどうもありがとうございました。
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ちがさき さむかわ こどもタウンニュース3月4日 |
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