寒川版 掲載号:2013年4月19日号
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茅ヶ崎警察署長に就任した 山本 裕行さん 神奈川県警視 57歳

頼れる「町の駐在さん」

 ○…「住民の目線に立って仕事をしよう」。就任初日、署員に呼びかけた。警察官は一人よがりになりやすいと話す。自身は官舎に移り住み、茅ヶ崎市民になったが「署員にも自分の住んでいる地域と同じように管轄地域に溶け込んでほしい。『町の駐在さん』のような存在に署員全員がなれたらって思います」。

 ○…警察官を志したのは大学時代。「強くて優しい」と尊敬していた先輩が警視庁に入庁したことがきっかけになった。今までに磯子警察署長、総務部理事官などを歴任。署長を務めるのは2署目だ。これまで刑事、総務、監察官、機動隊、山岳救助隊などに所属した。茅ヶ崎署は22所属目。忘れられない事件や事故は数えきれない。「茅ヶ崎は海の事故も気になる。いざという時に備え、行政と連携を取りながら減災に努めたい」と気を引き締める。

 ○…空手歴は約40年。今でも県警空手部の練習に参加している。「空手をすると身体が軽くなるし、護身術にもなるからね。警察官が弱かったら頼りにならないでしょ」と冗談混じりに話す。磯子署長時代には、年明けに開催される「武道始式」で板割の演武を披露したことも。「すごく喜んでもらえてね。区内で銭湯を営んでいる方が割った板を持ち帰って、番台に飾ってくれているらしいんだ」

 ○…現在は単身赴任中だが、3人の子どもを社会に送り出した父の顔も持つ。長女は警察事務、長男は警察官だ。「自分の仕事が否定されてなかったってことかな」と笑顔がこぼれる。出身は、宮ヶ瀬ダムで知られる愛甲郡清川村。子ども時代は、山を駆け回って育った。「ガキ大将がいて、意地悪されたりしてね。よく泣かされたな」と思い出を語る。地域の繋がりが強く、出かける時も隣近所の人が常に気にかけてくれていた。「近所との信頼関係、地域のつながりが防犯の原点なんですよね」。原点に立ち返り、住民の目線で地域の安全を支えていく。
 

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