「無」になって打ち込む 美術協会新会長に聞く
寒川美術協会が齋藤淳子氏を新会長に初の文化祭に臨む。齋藤氏に話を聞いた。
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前会長の柘植勝氏が顧問に退き、齋藤新体制となった美術協会。1970年の設立以来、今年で44年目を迎えた。
「皆さんが苦労して設立されたときは、私はまだ在籍していなかった。受けていいものか悩んだが、次代につなげていくことが大切だと思った。小林事務局長はじめ役員の皆さんと、さらに飛躍したい」
文化祭は同協会にとっては重要な位置づけ。会員になるには、文化祭に出展し入賞すると翌年の美術協会展への参加が認められ、そこで評価されて初めて会員の資格が得られるという。
「発表の場がないと描けない。仲間がいないと描き続けることも難しい。切磋琢磨してよい作品が生まれるのです。『無』になって何かに打ち込むことは素晴らしいこと。一人でも多くの方に参加していただきたいですね」
40周年を経た同協会が見据えるのは、次の区切りである50周年。
「2020年は東京五輪の開催も決まった。50周年に向けて微力ながら歩み続けていきたい」
控えめながらも力強い決意。最後に強調したのは
「とにかく、心と体のバランスをたもち、『無』になって打ち込み、絆の輪を広げていきたい」
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