スイートピー今年も順調 暖房燃料費高騰のみ懸念
寒川町内17軒の農家で栽培されているスイートピーは、卒業シーズンに重宝され、寒川町の特産品にも指定されている。立春とともに出荷シーズンを迎えることから、今年の状況を美武農園(宮山)の吉田勝己さんに聞いた。
吉田さんは開口一番「今年も順調ですよ」と笑顔をみせる。昨年の種まき直後に酷暑に見舞われたが、花が付きだす11月頃には順調な生育過程をたどるようになり、暮れから1月にかけての曇天続きもクリアした。人気は定番のピンクで、色とりどりの新種も目を楽しませてくれそうだ。
吉田さんが唯一表情を曇らせたのが、燃料高騰について話が及んだとき。スイートピーの温室は重油を使って寒さを凌ぐが、これが徐々に高騰し、無視できないほどの負担になっているという。電気など他の暖房方式は総合的に考えて不向きとされており、頭の痛い問題といえそうだ。
寒川町では昭和初期からスイートピーの栽培が始まり、最盛期には現在の約2倍にあたる35軒ほどの農家が栽培に携わっていたという。
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