棒コロ喰わせ隊の隊長を務める 高橋 淳さん 岡田在住 44歳
常に前向きな笑顔で
○…空前のB級グルメブームともいえる昨今、寒川町でも棒コロが地元一押しのB級グルメとして確固たる地位を築いている。その棒コロを普及させる『棒コロ喰わせ隊』の隊長として昨年8月、前任の木村会長からバトンを受け、二代目として就任した。「棒コロの誕生から5年になります。隊員の増員はもちろん、販売店も増やしていきたい」と抱負を話す。
○…色鮮やかにペイントされたキッチンカーは、イベント会場ではすっかりお馴染みの存在に。昨年末には棒コロの妖精『コロ坊』が誕生するなど、その周辺は実に賑やかだ。しかし、舞台裏では厳しい現実と闘っていた。「おかげさまで棒コロの認知度はすごく上がりました。皆様のおかげです。でも正直、人出が足りない…」
○…現在の隊員数は15人。ほとんどが自分の店で棒コロを扱う店主だ。「みんな土日のイベントに積極的に参加できるほどの余裕がない」と現状を話す。イベントでたくさん売っても、必ずしも自店の棒コロの売上に直結するわけではない。しかもボランティアでの参加。店を空けている間に数少ないビジネスチャンスを失う可能性すら頭をよぎる。「イベントの主催者から参加のお誘いはものすごく多いんです。でも、即『行けます』という返事ができない。ギリギリになってお断りすることもあります。ありがたいお話なのですが…」。ミーティングも満足に開けない現状、やり取りは主にLINE上だという。
○…割烹北国を営む。「もともとサラリーマンタイプではなかった」と20代半ばで独立。当時は「早く歳をとりたい」と背伸びばかりしていたそうだが、「舌の肥えた常連客に育てられた」とこの地で20年が経過した。何ごとにも熱中するタイプ。棒コロのことも話し始めたら止まらない。「頼まれてやっているわけではない。『自分たちが主役』の決意で頑張る」。どんな困難にも立ち向かう覚悟だ。
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